素晴らしい景⾊を、
⽇常に─。
⽊製サッシの魅⼒を紐解く。

風景と一体化する窓。
木製サッシで叶えるスリムフレームの魅力

このサイトは 「ユニウッド」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

美しい窓のある暮らし。 -WOOD WINDOW-木製サッシ- » 性能で選ぶ|これからの木製サッシ » 風景と一体化する窓。
木製サッシで叶えるスリムフレームの魅力

窓の価値は、面積では決まりません。決めているのは、風景をどう切り取るか。その一点です。

同じ大きさの開口でも、縁取るフレームが太いか細いかで、室内に届く風景はまったく別のものになります。ここでは、大開口とスリムフレーム(細框)を両立させる木製サッシの特性と、眺望を設計するための視点、そして性能として成立させるための前提条件を解説。木製サッシに関する情報もご覧ください。

「大きくするとよく見える」わけではない

近年の住宅設計では、開放的で眺望性に優れた大開口窓へのニーズが高まっています。ただし、開口を広げるほど風景が美しく見えるとは限りません。ガラスの面積が増えても、それを縁取る線が太くなれば、風景は分割され、遠ざかっていきます。

眺望を左右するのは「見え幅」

大開口の見え方を決めているのは、ガラスの外周を縁取る框(かまち)と枠の「見え幅」です。見え幅とは、室内側から見たときに実際に目に入るフレームの寸法のこと。カタログ上の呼称寸法ではなく、「風景を隠している線の太さ」だと考えるとわかりやすいでしょう。

召し合わせ框参考画像

とくに注意したいのが、引違い窓の中央に生じる召し合わせ框です。ここでは2つの框が重なるため、見え幅は単純な足し算では済まず、開口のちょうど中央に最も太い線が立ち上がります。掃き出し窓の真ん中に框が通れば、視界はそこで一度断ち切られることに。同じ理由で、複数の窓を横に連続させるときの方立(マリオン)の処理も、眺望の質を大きく左右します。

見え幅が変わると、風景はここまで変わる

幅3.0m×高さ2.5mの開口を例に、単純計算で比べてみます。四周の見え幅が片側50mmなら、見えるガラスは約6.96㎡。これが片側100mmになると約6.44㎡まで減り、風景の面積は約7.5%失われます。開口寸法は1mmも変えていないにもかかわらずです。

さらに、この差は面積以上に体感に響きます。フレームが数センチ太いだけで、風景は「窓から見えるもの」に留まり、細ければ室内へ流れ込んできます。眺望とは、ガラスの向こうにあるものではなく、フレームが意識から消えたときにはじめて成立する体験なのです。

上質な暮らしを演出する
美しい窓と木製サッシ

木という素材がスリムフレームと大開口を両立させる

スリムフレームで大きなガラスを支えるには、材料そのものに強度と剛性が求められます。断面を絞れば絞るほど、たわみ・ねじれ・自重による垂れに対する余裕は小さくなるからです。

比強度と剛性という木の強み

木材は、密度に対する強度(比強度)が高い材料です。同じ重さで比べたとき、金属やコンクリートに対して優位に立つ場面があり、「軽い割に丈夫」という性質を持ちます。加えて、繊維方向に沿って荷重を受ける使い方では剛性を確保しやすく、細い断面でも変形を抑えられます。この性質が、樹脂や中空アルミでは難しい「スリムフレーム×大開口」という組み合わせを可能にしています。

集成材という選択が、断面を絞る

木製サッシの框に集成材が使われるのは、意匠上の理由ではありません。含水率を管理したラミナ(挽き板)を接着・積層することで、乾湿による伸縮や変形のリスクを抑えられ、節などの弱点を除いてから製造するため強度や仕上がりのばらつきも小さくなります。ヤング係数と曲げ強さが規格として設定されている点も、構造的な見通しを立てやすくします。

つまり集成材は、無垢材より寸法安定性を高めながら、必要な強度を保ったまま断面を絞るための手段だということです。スリムフレームは、素材選定と加工精度の積み上げによって成立します。

選べるサイズの上限が変わる

この違いは、選べる窓寸法にはっきり表れます。一般的なアルミサッシでは高さ・幅2.6m、樹脂サッシでは1.8m程度が製作上の上限とされる一方、木製サッシでは3mを超えるサイズの窓が選択できます。住宅の主役となる一枚を、分割せずにつくれるかどうかの分岐点です。

木製サッシを使った大開口窓

眺望を設計する、3つの視点

① 何を切り取るか──フレーミングを決める

窓は風景の額縁です。稜線、庭木の一本、隣家を外した空。「見せたいもの」を先に決めてから開口位置と形を決めると、必要な面積は意外に小さく収まります。横長のスリット窓一枚が、大開口以上の効果を持つこともあります。

逆に、切り取る対象を決めずに「とにかく大きく」開けた窓は、見せたくないものまで等しく取り込んでしまいます。まず立ち位置と目線の高さを決め、そこから見える景色を確かめる。日本の住まいが古くから育ててきた借景の作法は、そのまま現代の窓の設計手法として使えます。

借景からピクチャーウィンドウへ

② サッシラインを、建築のラインに揃える

枠を床・天井・壁の仕上げに納め込むと、窓は「開いた壁」として見えるようになります。カーテンボックスやロールスクリーンを天井内に隠し、下枠を床仕上げと同面で納める。枠の見え幅そのものを減らすのではなく、見えている線を建築の線と一致させて、線の数を減らすという考え方です。

木製サッシは造作との相性がよく、内装材と同じ樹種で連続させれば、境界はさらに消えていきます。ただしこの納まりは、後から調整できる余地がほとんどありません。開口の芯出し、下地の位置、仕上げ厚の取り合いを、実施設計の段階でサッシ形状と一緒に確定させておく必要があります。

③ 開き方は、必要な場所にだけ与える

眺望の中心はFIX(はめ殺し)とし、通風・出入りが必要な位置にだけ可動部を設ける。可動部は気密材・召し合わせ・金物を抱えるぶん、どうしても見え幅が太くなるためです。この使い分けが、見え幅の最小化と機能の両立につながります。

FIX(はめ殺し)とは

大きく重い建具を動かす必要がある場合は、窓を持ち上げてから水平にスライドさせるヘーベシーベ(引戸)のように、大型・重量建具を前提とした建具を選ぶのが現実的です。
「開く量」ではなく「開く場所」を設計するという発想の切り替えが、大開放の窓を手に入れるためのコツともいえます。

ヘーベシーベ(引戸)とは

大開口を性能として成立させる

スリムフレームと大開口は意匠だけの話ではありません。実際に性能を発揮させるには、いくつかの前提条件があります。

重量──金物と躯体で受け止める

大開口は、ガラスが大きくなるほど重量が増します。ガラスの重量は「幅(m)×高さ(m)×室内外ガラス合計厚(mm)×2.5」で概算でき、幅3.0m×高さ2.5mでガラス厚合計12mm(複層)なら、ガラスだけで約225kg。トリプルガラスなどで合計16mmになれば約300kgにもなることに。ここに框の重量が加わります。

したがって、可動部の金物選定、開閉操作のしやすさ、下地や躯体の補強、まぐさ(開口部の上部に付ける横材)のたわみ対策は、性能を実際に発揮させるための前提条件です。設計荷重を早い段階で共有しておかないと、後から補強が入り「②サッシラインを、建築のラインに揃える」で述べたシャープな納まりが崩れます。あわせて、大板ガラスには合わせガラスなど安全性に配慮したガラス構成の検討も必要です。

断熱と日射──前提はすでに書き換わっている

もうひとつの重要な論点は、断熱性です。かつて大開口は「寒さ」と引き換えでしたが、複層・トリプルガラスとLow-E膜、そして熱を伝えにくい木のフレームの組み合わせは、その前提を書き換えています。高断熱の木製サッシでは、片引き戸で熱貫流率1.17W/㎡・Kという測定値が示されており、一般的なアルミサッシの4.0〜6.0W/㎡・K程度と比べて大きな差があります。

木製サッシの断熱性能
について詳しく見る

一方で、面積が大きいぶん夏の日射取得も大きくなります。方位ごとに日射遮蔽の考え方を変え、南面は庇や軒の出、西面は外付けブラインドやスクリーンなど、ガラスの外側で止める手立てを計画に織り込んでおくと、冬の日射取得と夏の遮蔽を両立させやすくなります。ガラス仕様は眺望にも影響するため、色味や反射も含めて実物で確認するのが確実です。

木製サッシのガラスの種類と性能
について詳しく見る

水密・気密と施工精度

下枠をフラットに納める大開口は、見た目の美しさと引き換えに、雨仕舞いの余裕が小さくなります。排水経路の確保、防水層とサッシの取り合い、外部の水勾配。これらは施工精度がそのまま性能に直結する部分です。信頼できる施工者と、早い段階から仕様を共有しておくことをおすすめします。

メンテナンス

木製サッシは、塗装によって耐候性を保ちます。大開口は面積が大きく、足場条件によっては再塗装の手間も増えるため、外部側にアルミクラッドを用いる仕様も含めて、引き渡し後の維持計画まで含めて検討しておくと安心です。

まとめ

窓の価値を決めているのは、開口の面積ではなく、風景を縁取る框と枠の見え幅です。木は細い断面でも大きなガラスを支えられるため、3mを超える一枚を分割せずに実現できます。ただしそれを意匠だけでなく性能として成立させるのは、重量に見合う金物と躯体、そして施工精度です。

フレームが視界から消えたとき、窓は「窓」であることをやめ、風景そのものになります。

卓越した職人の技術で
高品質な木製サッシを求めやすい価格で提供
ユニウッド株式会社
ユニウッド

引⽤元:ユニウッド(https://www.uniwood.co.jp/)

昭和32年創業のユニウッド株式会社は、木製品の製造において半世紀以上の歴史を持つ、木製サッシの専門メーカー。取り扱う木製サッシは100%自社工場でオーダーメイド。豊富な知識と卓越した職人の技術によって、木の美しさを存分に引き出した、機能性・耐久性にも優れた高品質な木製サッシを提供しています。監修:代表取締役佐藤元平氏/運営会社:Zenken

ユニウッドの公式HPで
自動見積もりを試してみる

取材協力
100%自社で製造
高性能な木製サッシを提供
ユニウッド株式会社

木製サッシ・メンテナンスフリーのアルミクラッドを提供。
設計士向け|窓の自動見積もりは公式サイトから利用できます。

公式サイトで
自動見積もり

木製サッシで叶える至極の窓 ユニウッドの施工事例集 木製サッシで叶える至極の窓 ユニウッドの施工事例集