⽇常に─。
⽊製サッシの魅⼒を紐解く。
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ハードメープル(砂糖楓)は、北米北東部に生育しているカエデ科カエデ属の落葉広葉樹。木目は通っていますが、「バーズアイ(鳥目杢)」などがみられるものも。木理は美しく、肌目も緻密で絹糸状の光沢があります。心材部分は灰色を帯びた黄褐色で、辺材部分は灰白色です。
ハードメープルの独特の白い木肌は、極寒の真冬に伐採されるからこそ。春の成長期に伐採すると、樹液の糖分が影響して木肌が黄色くなってしまいます。
比重は0.7と重硬で、衝撃に耐えうる抵抗力を持っており、加工がちょっと大変です。乾燥による収縮幅が大きいので、作業時にも注意が必要。ただ、接着性、塗装性、着色性は良く、表面仕上げもいい感じになります。
世界には130種類ものカエデの種類があり、樹種や生育環境によって密度や材質が異なります。その多くが北半球に生息しており、特にカナダは有名です。冷温帯で、夏季の降水量が十分な地域で育ちます。それらのカエデはハードメープルとソフトメープルとに大きく分けられています。
ハードメープルはシュガーメープル、ブラックメープル、変種のロックメープルになります。重くて硬くて丈夫で傷がつきにくいので、欧米では古くから床材や家具などに用いられてきました。白い木肌が経年変化であめ色へと変わっていく様子に、使うほど愛着が湧いてきます。
ソフトメープルはアメリカ東部や西海岸地域、カナダで生育している種になり、シルバーメープル(銀カエデ)、ボックスエルダ-(ネグンドカエデ)、レッドメープル(アメリカハナノキ)、ビッグリーフメープルなどがあります。辺材部分はハードメープルと同じく灰白色ですが、心材部分はやや赤みを帯びた色と異なります。
ちなみに、日本の楓はカエデ材と呼ばれていますが、メープル材とは異なります。まず高さが異なり、北米のメープルは25~30mにもなりますが、日本や中国のカエデは15~20mほど。ハード系に分類されているイタヤカエデは、シュガーメープルと同じく家具や生活道具に使われていますが、数が少ないので北米からの輸入の方が多くなっています。
高密度の細胞構造により硬く、耐久性も◎。衝撃に対しての強さは他の木材よりも抜きんでています。強固なのに加工性も高いのですから、多くの家具メーカーに選ばれるのも納得です。家具材だけでなく建具材、床材、造作材、楽器材、建築材、運動具材、化粧用単板など、衝撃性・耐摩擦性が必要な個所にみることができます。ボーリングのレーンやピン、野球のバットなどにも用いられています。
また、比重が高い分、高域やサステイン(音の持続)にも優れており、ヴァイオリンやギターなどの楽器、スピーカーなどにも重宝されています。
昭和32年創業のユニウッド株式会社は、木製品の製造において半世紀以上の歴史を持つ、木製サッシの専門メーカー。取り扱う木製サッシは100%自社工場でオーダーメイド。豊富な知識と卓越した職人の技術によって、木の美しさを存分に引き出した、機能性・耐久性にも優れた高品質な木製サッシを提供しています。監修:代表取締役佐藤元平氏/運営会社:Zenken
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