⽇常に─。
⽊製サッシの魅⼒を紐解く。
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台湾やマレーシア、フィリピンからボルネオ島、フィジー方面まで広く生育するアカテツ科の広葉樹です。フィリピンではナトー(Nato)、パプアニューギニアではペンシルシダー(Pencil cedar)もしくはパラキウム、パライ(Palai)モーワ(Mohwa)、マサン(Masang)、マリオロ(Maliolo)、サカウ(Sacau)、バウブディ(Bauvudi)などさまざまな呼び名があります。ちなみに、学名は「Palaquium spp.(P.burckii、P.obovatum、P.philippenseなど)」です。
心材部分は桃色・赤色・赤褐色などで、比重は0.47~0.89と育つエリアによって異なります。軽いタイプには艶がないので、装飾には不向きとされています。木理はやや交錯、肌目は粗いものからやや緻密と幅があります。
乾燥過程では、反りや表面割れが生じやすいです。重硬ですがそこまで加工しにくいわけではなく、接着性や表面の仕上がりは悪くありません。ただ、シリカの結晶を微小含むものもあり、それによって切削などの加工作業がしにくい事も。また、樹種によってはサポニンを多く含み、樹液をかためたゴム状の物質「グッタペルカ」が採取されることもあります。
建具・床材・敷居・造作材・合板などの内装材や家具材、建築用材に使われています。特にはり、根太、たるき、扉枠、床板、天井板などには適しています。バイオリンやギターなどの楽器や陳列ケース、高級家具の面板などに使われています。
日本では「南洋桜」といった呼び方もされており、日本の桜・樺と同様に扱われています。現在は流通量が限られていますが、代用品としても採用されていました。敷居や装飾用モール、家具などによく使われており、ドア枠やフローリングにはあまり使用されていません。ちなみに、シロアリに弱いといった欠点があります。
東南アジアや中国では、テーブルや椅子をニヤトーで作るのが定番で、日本の家具屋さんや注文住宅などの現場で見る事があります。
テーブルでは天板を1枚板で使う事もありますが、基本的には無垢の木材を横ハギして使用しています。濃い赤色からピンク系まで幅がありますが、統一することで高級感あふれる仕上がりになります。
ニヤトーは加工したばかりの頃は濃い赤色からピンク色をしていますが、次第に濃くなり、味わい深い色合いになってきます。アンティークのような落ち着きのある雰囲気へと変わっていく良さがあります。
耐久性があり空間に馴染みが良く、経年変化も楽しめることからも、木製サッシとして使われることもあります。屋外にアルミサッシ、室内にはニヤトーなどの木材を使う事で見た目も柔らかに、断熱性と木の温もりと質感がでます。
昭和32年創業のユニウッド株式会社は、木製品の製造において半世紀以上の歴史を持つ、木製サッシの専門メーカー。取り扱う木製サッシは100%自社工場でオーダーメイド。豊富な知識と卓越した職人の技術によって、木の美しさを存分に引き出した、機能性・耐久性にも優れた高品質な木製サッシを提供しています。監修:代表取締役佐藤元平氏/運営会社:Zenken
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